瀬戸 伶
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自分の最大の敵とは誰か
2008-06-10 Tue 22:38
自分にとっての最大の敵とは誰だろうか。

いつも自分の行おうとすることに、正面切って立ちふさがり、自分の意志を貫くのを妨害するのは誰であろうか。

多くの場合自分自身であろうと思う。それは未来の自分だ。

禁煙に成功しないのも、ダイエットがうまく行かないのも、日記が三日坊主で終わるのも、皆、未来の自分自信が、今の自分の意志に逆らって、妨害をするから起こることだ。

遅刻をしたり、英語が上達しなかったり、友人と喧嘩をしたりもそうであろう。今、思い立ったときの自分は、遅刻をするつもりはないし、毎日欠かさず勉強するつもりであるし、同じ間違いを繰り返して、友人とつまらない事で喧嘩をするつもりなどは、全く無いのだ。

それでも未来の自分には、あっさりと負けてしまう。

しかし、そもそもが未来の自分自身と戦うという認識は持っていただろうか。戦うつもりで、準備をしていただろうか。

もしも、自分の意志を通したいのなら、そして、もしも勝利を得たいのなら、まず、敵を知り、作戦を立て、戦う準備を整えなければならない。

未来の自分は強敵だ。手の内をすべて知られた上に、議論は今の自分の居ない所で行われることになる。敵だけで行われる一方的な欠席裁判というのが戦いの場となる。

今の自分は、それでも負けないだけの準備をし、あらかじめ残しておく論述だけで、論破し、勝利しなければならない。その方法を考えてみよう。


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ある会社のすばらしい社是
2008-06-08 Sun 10:14
ある店舗に行ったら、“お客様を泣かせない”という社訓が壁に飾ってあった。
社員向けというよりも、お客さんに対して当店のポリシーといった感じで、堂々と掲示してあるものだ。

もしかしたら全社的なものなのか、と思ってIR情報を見てみたら、事業報告書にも出ていた。社長が顔写真つきで、“当社の創業以来の社是の1つは「お客様を泣かせない」であります。”と、自信満々で紹介している。

世の中、様々な業界があるものだ。
しかし不動産業界というのは、どんなところなんだろうか。

普段、“満足を超えるサービス”やら、“期待を超えるサービス”だのを、世の中の常識のごとく語っていた方としては、かなり興味を引かれる。


ある会社のすばらしい社是…の追伸
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コンサルタントとは何をする人か
2008-06-06 Fri 09:16
コンサルタントとは何をする人?という疑問に答える、良い説明を見つけたので紹介したいと思う。“間違いだらけのIT経営”という、増岡直二郎さんの連載記事のなかに出てくる、下の事例がそれだ。

但し、増岡さんはこの記事を、IT導入についてはユーザー主導ではなく、ベンダー主導でなければならないし、そうでなければ上手くゆかない、といった主旨で書かれているので、本来の意図とは違う形で利用させてもらうことになってしまう。(元の記事の方も一読されたい)

・・・・・確かに日頃の実務には優れていたものの、問題発見能力や本質を見極める能力に欠けていた。従って、課題や問題を発見して、それらを整理して抽象化する能力、業務をどのように改善したらよいのかという業務改善能力、要件定義能力がまるでなかった。いや、メンバーのほとんどは業務改善の必要性さえ感じなかった。中には、日ごろ不便を感じていた社内の問題をITが自動的に解決してくれるのだろうと考える者さえいた。従って、要件定義などの意味も必要性もよく理解していないため、従来業務の要件をなぞるだけだった。

コンサルタントとは、この反対をする人だ。つまり下記の能力と経験があり、人の考え方や、行動に影響を及ぼし、望む結果を導き出す人となる。

・問題発見能力や本質を見極める能力
・課題や問題を発見して、それらを整理して抽象化する能力
・業務をどの様に改善したらよいかを見切れる業務改善能力
・それらを定義できる、要件定義能力

記事の終り(結論)の方には、

経験豊富なベンダーが、ユーザー主導と見せかけながら、ユーザーをうまくリードしつつ、仕様の要求や問題点とその解決方法を聞き出し、整理していかなければならない。

表面上はユーザー主導の形を作ってユーザーに花を持たせておいて、実質的にユーザーを指導しなければならない。それが、プロのベンダーとしての務めである。

とも書かれているのだけれども、こちらも“ベンダー”という言葉を、“コンサルタント”に置き換えると、私にとっては、大変しっくりしたものになる。

となれば、コンサルタントの能力には、下記も付け加える必要がある。

・顧客のマネージメント、ケアをする営業的センス
・人を、自分の意志で動いていると思わせながら、指導できる人間力
・意志や意図を誤解されることなく、伝えられるコミュニケーション能力

コンサルタントが職業として成功するには、どちらかといえば、第2群にあるコミュニケーション能力等の方が重要であろう。第一群の方については、岡目八目だけで乗り切っているコンサルタントも多いのだろうと思う。


増岡さんの記事については、ベンダーの仕事についてのものではなく、コンサルタントの仕事についてのものと、私は捉えていることになる。ベンダーという定義も非常に広いので、一概には言えないのだけれども、一般的なベンダーにここまでを期待するのは、少々無理があるのでは、と思っている。

また、コンサルタントにしたところで、経験豊富なベテランでなければ、ここに書いてあることを実際に行うのは、なかなか難しいことだ。並みのコンサルタントでは、記事の冒頭にあるような、ユーザー側からのSIベンダーへの不満の羅列になってしまう。
特に、“自己満足のメニューを提案する”(ナルシストなコンサルは常習だ)や、“マニュアルに依存しすぎる”(コンサルはメソドロジー好き)などの光景は目に浮かぶ。


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一外交官の見た明治維新 (上・下)
2008-06-05 Thu 00:56
一外交官の見た明治維新〈上〉 (岩波文庫)一外交官の見た明治維新〈上〉 (岩波文庫)
(1960/01)
アーネスト サトウ

商品詳細を見る

この本は、イギリスの外交官、Sir. Ernest Mason Satowが書き残した、明治維新の大変貴重な記録だ。彼の詳細な日記をもとに、彼自身が書き上げている。

アーネスト・サトウ(英語名の Satow、彼の父は元スウェーデン人、母は英国人)は、幕末の1862年(文久2年)から明治維新にかけての6年半、また生涯では25年間に渡って日本に外交官として滞在している。この本には、この時代のまさに幕末から維新にかけて、その渦中で中心的な役割を担った、イギリス人外交官が見た、当時のリアルな日本が描かれている。

この時代はドラマや映画、小説でも良く取り上げられるが、そういった場合、登場人物は殆ど日本人しかいないのが普通だ。外国人といえばペリーで、普段は黒船の中に留まって、ごくたまに謁見のため上陸してくるように描かれている場合が多い。

しかし実際には違うのだ。この時代には、アメリカ、イギリス、フランスなどの多くの外交官や商人が日本に移り住み、彼らの社会を作り、英字新聞を発行し、日本人とともに生活していた。そして、それぞれが活発に日本人と交流して、日常的に幕府や諸大名と外交交渉を続けていたのだ。

この本を読むと、そういった彼らの生活とともに、彼ら外国人の視点から見た、当時のリアルな日本が見えてくる。

これまで歴史として知っていた事柄が、まったく反対側の外国からの視点で捉えられ、語られる。これは非常に面白い。

当然のことながら、この本に登場する日本人の方は、維新では重要な役を担う、歴史で馴染みのある人ばかりだ。そういった人たちの描写も、日本側の視点のものとは違って新鮮である。サトウの観察眼は鋭く、描写は的確で詳細に及ぶ。彼が大変優秀な外交官であり、当時、第一級の人物であった事が偲ばれる。


下の巻末のアーネスト・サトウ略伝にはこう記されている。

アーネスト・サトウはヨーロッパの特にすぐれた日本学者として、また十九世紀末から二十世紀初頭のイギリス極東政策の指導的外交官として有名である。
サトウは、幕末から明治維新へかけての革命期の日本に長らく駐在し、日本の運命を左右した多くの事件に直接関係した。 ・・・・・・・・・・ 一読して、幕末、維新の歴史の地膚にじかにふれる思いがする。


この本は、幕末から明治維新に少しでも興味のある人には強くお勧めする。
これは絶対に面白い。




一外交官の見た明治維新 (上・下)…の追伸
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“best”と“ベスト”には違いがある
2008-06-03 Tue 21:56
わりと最近であるけれども、外国人の言う“best effort”と“日本語のベストエフォート”とは、同じ言葉でも、その捉え方に大きな違いがあることに気づいた。

結論から言うと、英語のbest effortには“一定の注意を払います”ぐらいの意味合いしかないのだと思う。日本語の方は、建前では“保証はありません”であるけれど、精神の方は“死ぬほど頑張ります”だ。

別の言葉で言えば、英語の方が“善処します”で、日本語の方は“最善を尽くします”になる。これはニュアンスとしては、かなりの違いがある。

文字通り、“best”の解釈が、辞書的に“最”になっているのだけれども、感覚的には、英語の“best”は、もっとゆるい言葉だ。

外国企業や、外資の企業と取引される方は、意識しておいた方が良いと思う。


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天皇をエンペラーと呼ぶわけ
2008-06-01 Sun 22:26
中学で英語を習い始め、暫くしてから英語では天皇をエンペラーと呼ぶということを知った。その後英語をもっと知るようになって、なぜ、天皇はエンペラーと呼ばれるのかが、とても気になるようになった。なぜKingでもなくEmperorなのか。当時の英語の先生や、ネイティブなどにも、何故そうなのかを聞いてみたけれども、結局はっきりとした事は分らなかった。

その後社会人となり、本当にずいぶんと時間がたったころ、ある日とつぜんその答えを見つけた。それがこの本だ。 一外交官の見た明治維新〈上〉 - アーネスト・サトウ - (岩波文庫)

この本は、1862年(文久2年)の幕末から明治維新にかけて6年半、また生涯では25年間、日本に滞在した英国の外交官、アーネスト・サトウ(英語名のSatow、彼は英国人)が、彼の詳細な日記を元に書いた当時の記録だ。幕末から明治維新にかけては、ドラマや映画や小説でよく取り上げられる馴染みのある時代であるけれども、その時代に日本に滞在し、実際に外交交渉を行っていた外国人の目から見たリアルな記録だ。この本は幕末から明治維新に少しでも興味のある人には強くお勧めする。これは絶対に面白い(書評参照のこと)。

読み進めて行くと、上巻205ページにこうあるのを見つけた。

英文では大君{タイクーン}の場合は“His Majesty”(陛下)の敬称が用いられて、わがイギリス女王と同格におかれていた。しかし、日本語の訳文では、これは「ハイネス」と同意義の「殿下」となっているので、大君{タイクーン}とイギリスの女王を同格とすれば、イギリスの元首は天皇{ミカド}よりも下位に経つことになるわけだ。


日本側は、大君(将軍)とイギリス女王を同格にあつかったので、天皇と女王を比べた場合では、天皇の方が上位になってしまい問題となるということだ。これは当初は外国側に、日本の主権者が将軍ではなく天皇であることの理解がなかったことや、日本側(幕府)が外国元首を常に将軍の下位に位置づける画策を行ったりで生じことだ。

続いてこうある。

のみならず“queen”という言葉は、天皇{ミカド}の曾孫にあたる女性の称号と同じ「女王」という言葉に訳されていた。そこで私は、日本語の新しい訳語をつくることを提案した。そして、その案では“Majesty”にそれ相当のふさわしい日本語の同義語をあて、“Queen”の方はコーテイ(皇帝)という訳語を用いるというのであった。皇帝という語は、すべてのシナ・英語辞典には普通“Emperor”と訳されており、実際上「至上の君主」を意味し、男女の両性にあてはまるのである。


つまり、中国語から、皇帝(Emperor)という日本語の新しい訳語を作ることでこうしたのだった。

Queen = 皇帝、同格 Emperor = 天皇
下格 His Majesty = 大君

そして、

それが採用されて、公式に用いられるようになった。そして、それは、天皇{ミカド}を日本の君主と認め、大君{タイクーン}をその代行者と認めるという新しい政策の基調となったのである。


天皇に対するエンペラーという訳語は、英国人外交官のSir Ernest Mason Satowが考え出したのだった。1966年とある。

それにしてもこの本は面白い。




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味のある人歓迎、という募集広告
2008-05-31 Sat 22:09
この間求人募集の広告を見ていたら、

味のある人歓迎。

という募集広告があった。“味のある人”を歓迎するとは、ずいぶんと粋な会社なのか、仕事なのか?でも、そもそも、どんなのだったら、味のあることになるのかと思って、良く見てみると。こんな風になっていた。

つまり、
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。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。   味のある人歓迎。。。。。。。。。。
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。。。。。。。。インターネットに興

だった。
ずいぶんと、期待したのに、
ざんねん。


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問題解決の心得を3つだけ上げてみた
2008-05-29 Thu 23:49
問題の解決をしようとするときには、正しい手順を行うだけではなくて、正しい姿勢で望むことが大切になる。

簡単に言えば、結果から原因を推測するときの、考え方、心得といったものであるけれども、これを軽視すると、トラブルシュートの手順は正しくても、いつまでたっても原因を追い込めない、不可解なトラブルに泣かされることになる。

実世界での問題と原因の関係は、コントロールされた環境のシミュレーションとはちがって少々複雑だ。ここでは、そんなときにも役立つ心得を、3つだけ取り上げてみる。


1. 問題は、一つの原因で起きたとは限らない。
問題の発生原因が一つであるならば、原因の究明は比較的容易だろう。あれがこうなれば、こうなって、そうなる的に問題を追い込んでゆくことが出来る。

しかし実際の問題の場合には、2つ以上の原因が同時に発生して、問題を起こしている場合が非常に多い。なので、こうは簡単にいかないものだ。トラブルシュートのチャートや、用意されているヘルプファイルが役に立たない理由もここにある。

また、原因は一つと思い込みは、強く推理の邪魔をする。一度そうなってしまうと、答えが目の前に置かれていても目に入らなくなってしまう。

教訓: 原因となるトラブルは2つ以上が同時に発生している、と考えよ。



2.見つけた原因が本当の原因とは限らない。
原因と思しきものを発見しても、それは根本原因ではなくて、単に2次的な原因なのかもしれない。

つまり、なにか根本となる原因が別にあって、それが、別のトラブルを引き起こした。その別のトラブルによって、初めて問題が顕在化したということも考えられる。あなたが見つけた“原因”は、残念ながら2番目の方かもしれない。

例をあげるならば、夜、部屋が突然真っ暗になってしまったとする。そして原因を探ったらば、部屋のブレーカーが落ちているのを見つけた。
これは分ると思うけれども、ブレーカーが落ちたのが原因ではない。この場合、停電はブレーカーが落ちたからではなくて、電子レンジと乾燥機とエアコンを同時に使ったというのが根本原因だ。ブレーカーが落ちたのはその結果になる。


教訓: 見つけた原因は、本当の原因か、を疑え。




3.問題の答えは、単純だとは限らない。

シミュレーションや、ケーススタディなどコントロールされた環境での問題に慣れてしまうと、問題の答えはいつも単純であると思い込んでしまうことがある。また物理や数学の世界に影響を受けて、真理に近いほど答えは単純であるとの思いを持つこともあるかもしれない。

しかし、現実世界では、正解は必ずしも単純であるとは限らず、極めて複雑であったり、場合によっては複雑すぎて回答が無いに等しい場合もある。
また、思いも依らないような偶然の重なり合いや、まさにありえない状況が実際に起こるというのも、世の中の常だ。

つまりは、我々のカオスの世の中では、どんなに調査しても、原因が分らない、再現も出来ないといったこともあるということだ。


教訓: 世の中は、思いも依らないような偶然が起こるものである、と心構えよ。



検討を祈る。


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ハイリスクは、ハイリターンを保証しない
2008-05-27 Tue 22:38
ハイリスク、ハイリターンというのは、リターンが大きく見込めるものは、リスクも高いという意味であるけれども、この、儲けの大きい仕事は、リスクも高いというのは、一般にも普通に受け入れられている見識となっていると思う。


では、逆に、リスクが高い仕事は、必ずリターンも大きいだろうか?


これは多くの場合ノーだ。
リスクが高いことは、リターンが大きいことを保証しない。大抵の場合はリスクも高くて、リターンも少ない。これが世の中の普通のケースであると思う。
リスクは高いが、それに見合ってリターンも大きいというのは、この中のむしろ特殊なケースと言っても良いかもしれない。
ここでは、AであればBは成り立っても、BであるからAであるは成り立たない。

ちょうど中島 聡さんがご自身のブログ、Life is beautifulで、タイミングよく、おもしろい例となる記事を書かれていたので、引用させていただく。


 私自身がそうだが、ン万円を出してフランス料理とかを食べると、「これだけの値段を出したのだからおいしいに違いない」という気持ちが働き、本当は「これならラーメンの方が良かったな」と思いつつも「やっぱり四つ星レストランはおいしいね」などと見栄をはってしまうのが人間の常。

特に有名店や料理評論家の評価が高い店だったりすると、「お前はこの味が分からないのか」と思われたくないのでついつい褒めてしまうもの。まさに「はだかの王様」状態だ。


食べ物で言えば、非常に高い金を出したからといって、出てくるものが値段に見合った絶品であるとは限らないし、その保証はない。しかし逆に非常に美味いものが、高価であることはまず間違いない。
また、値段に見合っていなくても、クレームになったり、店の評判が急に落ちることがないのは、顧客の“高い金を出したのだから、うまいに決まっているはずだ”という、つまりは、ハイリスクなのだからハイリターンに間違いないだろうという心理が働くからだ。



そして、この心理を詐欺師が利用する。

これは割と単純な、冷静に考えれば誰もがおかしいと思うような詐欺に、人がコロッと引っかかってしまう原因の一つだ。ハイリスク、ハイリターンの意味を取り違えて、“危険性が高いのだから、儲かるはず”という、逆の論理スパイラルに陥ってしまう。一度はまってしまうと詐欺師も楽なもので、“この投資のリスクは大きいので、非常に儲けも多いのです”、“私と一緒だったら平気ですから”といった言葉でコロリとだませてしまう。

おかしいかな?とうすうす思い始めた後も、自らを正当化する心理が働いて、“これだけリスクを取っているのだから、儲かるに違いない”と思い込んだり、“世の中にうまい話は無いというけれど、これは大丈夫。リスクが高いのは、高い利益に見合っているから正統だ”と、勝手な理屈でますますのめり込んでしまう。ポジティブフィードバックが掛かってしまうのだ。



私は、詐欺を働こうというのではないけれども、マーケティング的にはこの心理も利用しなければならないと思っている。

世の中には、ただ“高いから買う”、“高くないと買わない”という“ハイリスク、ハイリターン”の信望者が存在する。結局、分からないから、値段で買う、高いから発注するということがあるのだ。

中島 聡さん曰く、“ITゼネコンになんのためらいもなく数億円の発注をする社会保険庁が、味も分からないのに高級店で散在をする成金に見えて来る。”である。


マーケティング手法としてはあっても、WEB2.0的には、志とは違うところがあって複雑だけれども。
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テンプレート変更のごあいさつ
2008-05-26 Mon 22:08
拝啓、青葉に風薫るころとなりました。
 皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと、心よりお慶び申し上げます。

 この度は、突然ではありますが、このブログのテンプレートを変更してみました。昨日までは、夜明け前の町並みをモチーフとした“Mimei”を使用しておりましたけれども、昨夜この“Air-mail”に変えております。

 このテンプレートについては、先日たまたま共有テンプレートをブラウズしていた際に目に入り、一目で気に入ってしまったものです。非常に読みやすいスタイルであって、テンプレートのプレビューを見たときにも、思わず自分の記事を改めて読み直してしまったほどありました。

 昨日までの“Mimei”も、もとよりとても気に入っており、細かなカスタマイズも加えたこともあって特に不満は無い状況でありました。しかしながら、読みやすさと、シンプルなエレガントさということでは、やはりこちらの“Air-mail”の方が勝るのではないかと思っております。

 このテンプレートを作られたatsumuさんは、この方のWEBをご覧頂ければ分かるとおり、この他にもとてもセンスの良いテンプレートを数多く発表されている方です。また、ブログの方をご覧になれば、atsumuさんが使用者からの面倒な質問にも一つ一つ丁寧に回答を返し、サポートも欠かさないという、人間的にも大変によい方だということが分かると思います。私もこの場で改めて御礼を申し上げます。

 使用規約にはカスタマイズも可とありましたので、表記上の細かな点について幾つか変更をしております。また、Googleのウエブマスターツールでサイトのメタデータに関する指摘を受けぬように、meta name="description"の扱い方法を変え、はてなとYahooブックマーク登録のリンクなども加えてみました。しばらくは、このテンプレートを使ってまいります。


 本日は、Air-mail変更の日ということもあって、手紙にて。

それでは皆様、季節の変わりめゆえ、なにとぞご自愛ください。
                                             敬具

                                             瀬戸 伶
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